アパレルと私

アパレルと私の関係を振り返ってみたら、結構な過去にさかのぼることになる。私がアパレルに興味を持ち始めたのは、小学生の頃だったと思う。その頃の私には、父と母が仕事の関係でおばあちゃん子で育った。おばあちゃんは裁縫が得意で私にカチューシャを作ってくれたり(そのカチューシャはまだ大事に持っている)と、そのおばあちゃんの裁縫の手さばきをよく眺めたものだった。アパレルと私の関係の話を続けると、私は高校を卒業して、大学を行くつもりがなかったのだが、その時にふいにおばあちゃんのカチューシャのことを思い出して、服飾の専門学校に行ったのであった。ただ、その服飾の専門学校は授業がつまらなかったので、2ヶ月で行くのを辞めてしまったのだが(私としてはよく我慢して2ヶ月も通ったと自分で自分を褒めている)これから何を目指していくか分からない日々がしばらく続いたのであった。ただ、洋服自体は好きだったので、アパレルと私が関係したものを今後も勉強したり、あわよくばこれを仕事にしていきたいなって思っていたのであった。そんなことを悶々とした生活を送っていた頃、急に私は重い病気になってしまって3か月ほど入院することになってしまったのだった。当時としては、どうしてこんなことになってしまったのだろうか?と不安で不安で仕方がない日々が続いていたのでした。ただ、この入院がアパレルと私の今後を決めてくれるような転機となったものだったのでした。どういうことかというと、病院で一日中寝ながらぼーっと考えていた時のことです。その頃、ぼーっとなんとはなしに眺めていた病院の患者の衣服を見た時に「なんだか、地味だなー」って思ったものでした。確かに病院という公的な場所で地味な服というのは無難であると思うのですが、それにしたって、地味すぎるだろうと思うのです。「なんで、こんなに地味な服ばかりなのだろう。よし、自分の力でこの地味な印象の服を変えたい!」って思ったのが今の仕事を始めたきっかけです。このアパレルと私の関係においてこの病院での入院があったからこそ、今の仕事をしているのです。このアパレルと私の転機になったのは、この病院の入院でした。

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